Robert Harris ロバート・ハリス
Victory Capital:RS Investmentsバリュー・グループ
チーフ・インベストメント・オフィサー
カリフォルニア州にあるソノマ州立大学(政治学専攻)を卒業し、ゴールデンゲート大学にて経営学修士(MBA)を取得。1998 年、Dresdner RCM Global Investors LLC(現在の Allianz Global Investors)にて金融サービス・セクターのリサーチ・アナリストとして投資の世界でのキャリアをスタートさせ、その後 2005 年に RS Investments に入社、バリュー・グループでも金融サービス・セクターを担当。2018 年に同グループのリーダー的役割を担うべくインベストメント・ディレクターに昇格し、バリュー戦略における株式リサーチ活動を主導。2019 年 9 月にはチーフ・インベストメント・オフィサーに就任、投資プロセスの実行・管理から、人事や新商品の開発に至るまで同グループを統括。
Robert は、運用業界に入る以前の 8 年間、アメリカ空軍で航空機関士として勤務していました。中でも湾岸戦争での任務において、極度のストレス環境下で冷静に判断する能力を培い、任務を遂行するためにチームワークを優先することを学びました。投資の世界でも、平静であり続け正確な判断を下すこと、チーム運営に全力を注ぐことをモットーに運用者として高い目標の達成に邁進しています。また、企業の信用力をベースにしたファンダメンタルズ分析を強みにしており、株価が本質的価値に比べていかに割安であるかを重視します。Robert の投資哲学は、何をおいてもダウンサイド・リスクを徹底管理することです。つまり、投資元本を下回らない運用を最優先にしながら、バランスシート及びフリー・キャッシュフロー利回りの綿密な評価を行い、ROIC(投下資本利益率)の改善が進む企業を発掘します。
Robert の忍耐強い企業調査のスタイルは、プライベートでの過ごし方にも表れており、50〜100km 級のウルトラマラソンに多数参戦した経歴を持ちます。また、Robert は、小学生の息子がメモリアル・デー以降に戦没兵士 7,200 名を追悼するために実施した 7,200 回の腕立て伏せチャレンジをつきっきりで応援しました。自己に対する規律と他人に対する思いやりを尊重する教育方針は、Robert の生き方そのものであり、相互の信頼関係を重んじるバリュー・グループのカルチャー醸成に活かされています。