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プライベート・デット:オルタナティブ・クレジット

Fasanara Capital Limited

レシーバブル・ファイナンス・アプローチ

運用責任者

ファウンダー兼CEO
Francesco Filia
フランチェスコ・フィリア

(画像)Fasanara Capital Limited ロゴ

フィンテック・レンティングのパイオニアとして、約10名の運用チーム、約20名のオリジネーション・チームの他、約140名の内部格付を担当するデータ・サイエンティストやオリジネーターのシステムを自社システムへ統合する開発者等のエンジニアが在籍する運用体制。

運用哲学

世界中の中小企業が主に投資適格企業へ商品やサービスを販売した際の売掛債権へ優良オリジネーター(ファクタリング会社等)を通じて投資し、リスク対比で高い利回りを追求します。銀行が敬遠する中小企業融資を担い、グローバルな実体経済を支えます。

運用プロセス

レシーバブル・ファイナンス運用戦略では、AI等の先端テクノロジーを用いることで、数十万件に及ぶ小口売掛債権のポートフォリオへの組入れが可能となり、伝統的なプライベート・レンディングでは対応が困難な国・業種・オリジネーターの分散を実現します。また、Fasanara Debtor Rating(FDR)と呼ばれる内部格付を用いて売掛債権の選別や管理を行います。

当戦略では納品が完了した取引の売掛債権のみを投資対象とし、超過担保や保証・保険の活用により最終的なロスレートを実績ベースで年0.5%程度まで抑制しています。また、主に投資適格の債務企業から投資ビークルへ決済資金を直接入金させる仕組みにより、オリジネーターのカウンターパーティー・リスクを回避します。

<オリジネーターの選定から売掛債権取引の組成・投資>

(図)

運用戦略

プライベート・デット 
Fasanara/Bayview Receivables債ファンド
            
(類似戦略開始:2014年7月)

世界中の1,250社から発掘した約140の優良オリジネーター(ファクタリング会社等)を通じ、リスク対比で金利水準が高く、平均残存期間60~90日の売掛債権へ投資を行うFasanara Securitization S.A(ルクセンブルク籍 SPV)が発行する円建て債券を投資対象とします。尚、同債券には日本格付研究所が信用格付を付与します。類似戦略は、設定来9年間の非常に安定したパフォーマンスを誇り、マイナス月は皆無(米ドルベース)です。

(写真)

Francesco Filia フランチェスコ・フィリア

Fasanara Capital Limited
ファウンダー兼CEO

ミラノのボッコーニ大学を卒業後、1997年にJ.P. Morgan証券のアナリストとしてキャリアをスタート。同社ではデリバティブモデルや債券・ボラティリティ戦略等についてホワイトペーパーを複数制作。2000年にBank of America Merrill Lynchへ移籍しマネージング・ディレクターを務める。欧州・中東・アフリカ地域のヘッドとして、様々な資産クラス、金融商品、資本構成等を駆使した機動的な運用を行い、特にリーマン・ショック前後の市場の混乱時に成功を収めた。2011年に同社の同僚と、英国ロンドンに本拠を置くFasanara Capital Limited(以下、「Fasanara社」)を創業しCEOに就任。

Francescoは、金融界においてスティーブ・ジョブズのような変革をもたらす存在でありたいと考え、独自の価値観を大切にしています。例えば、Fasanara社の企業理念の一つに運用会社としては珍しい「美しくあること」が掲げられています。フィンテック・レンディングのパイオニアとして華やかな印象をもたれるFasanara社ですが、社名の由来はFrancescoの出身地、イタリアのフェラーラの地をかつて治めていた貴族「エステ家」のキジ狩り場にあります。欧米では仰々しく高慢な名称を冠する運用会社も多い中、そうした存在とは無縁でありたいとの思いから、地元の人以外は誰も知らない閑静な場所の名前を社名に用いることで謙虚な美を表現しています。また、Fasanara社は人材育成にも特徴があります。長期的なビジョンで人を採用しており、必ずしも最初から成果を出す必要はなく入社後成長していけば良いと考え、社員を家族のように扱います。創業当初はビジネスが上手くいかず苦しい時期もありましたが、そのような企業文化の下、会社から社員が離れることはありませんでした。現在では、当時の若手生え抜きメンバーが幹部や受賞ファンドの運用者として活躍しFasanara社の成長を牽引、社内は非常に活気に満ちています。

ハードワーカーを自称するFrancescoですが、休日には妻や3人の息子との時間を大切にしています。また非常に健康志向で、イタリア人らしからぬ「グルテンフリー」の食事を好み、テニスでの体力作りを継続してきました。そして故郷をこよなく愛し、時間を見つけてはフェラーラの町へ帰省します。