ニュース
Victory Capital Management Inc.によるNew Energy Capital Partners買収に関するお知らせ
2021年9月15日
ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社(以下、「当社」)は、当社と包括的な運用業務提携契約を締結しているVictory Capital Management Inc.(以下、「VCM社」)がクリーンエネルギー関連のオルタナティブ投資に注力する米国の独立系資産運用会社New Energy Capital Partners (以下、「NEC社」)を買収することについて、VCM社の持ち株会社Victory Capital Holdings, Inc.(以下、「Victory Capital社」)が2021年9月13日(米国現地時間)に発表しましたので、ここにプレスリリース抄訳をご案内申し上げます。尚、プレスリリース原文は添付ファイルをご参照下さい。
<抄訳>
Victory Capital社がNEC社の買収を通じてオルタナティブ投資に進出
テキサス州サンアントニオ ‐ Victory Capital社は、本日、傘下のVCM社がNEC社の買収に関し最終合意に達したと発表しました。
NEC社は、Victory Capital社の11番目、且つ初のオルタナティブ投資に特化した運用フランチャイズとなります。2004年に創業したNEC社はニューハンプシャー州ハノーバーを拠点としており、クリーンエネルギー関連のインフラ・プロジェクトや企業のデット及びエクイティへの投資に係るオルタナティブ分野ではトップクラスの資産運用会社です。本買収は2021年第4四半期中に完了予定で、NEC社の損益は買収完了後直ちにVictory Capital社の業績に反映されることとなります。
Victory Capital社のDavid Brown会長兼最高経営責任者(CEO)は、「オルタナティブ投資への進出は、将来の成長に向けた新たな道筋となります。そしてこの分野にも、伝統的資産運用業務を成功に導いてきた我々のグループ方針が適用されます。今回の買収により、素晴らしい投資実績を有し、顧客資産に新たな付加価値を提供する独立した運用フランチャイズがグループに加わることとなります。NEC社はVictory Capital社のオペレーション管理や販売網といった基盤を活用することで、投資家の利益に資するべく資産運用に専念することが可能となります。NEC社は我々が求めている全ての特徴を備えておりますが、中でも急成長市場であるクリーンエネルギー及び再生エネルギーに特化している点が魅力です。」と述べています。
NEC社は、4つのクローズエンド型私募ファンドを通じてインフラ関連のデット及びエクイティに投資しており、大学基金、財団、保険会社、年金基金、医療基金、政府機関、ファミリーオフィス等に代表される広範な顧客基盤を有しています。複数のエネルギー市場や地域に跨るプロジェクト等に幅広く分散されたポートフォリオを通じて、NEC社はコモディティや伝統的エネルギー投資とは相関の低いリターンを生み出しています。また、買収後もNEC社の投資プロセスはこれまでと変わることなく、長期に亘り優れた投資を継続することができるでしょう。
NEC社のScott Brown創業者兼最高経営責任者(CEO)は、「我々は、資産運用業界のリーダーであるVictory Capital社グループに参画することで、オペレーション面のサポートを受け成長軌道を加速できると確信しています。また買収完了後、Victory Capital社の確立された販売網も活用できることを楽しみにしています。17年前に最初のファンドを立ち上げて以来、クリーンエネルギー分野は急速に成熟してきました。技術の進歩により生産コストが大幅に低下し、エネルギー業界の経済的魅力が高まっています。加えて、気候変動への関心が高まり、政府基準も急速に進化していることから、太陽光、風力、そして水力技術が成長著しい発電市場においてそれぞれシェアを拡大することが期待されています。」とコメントしています。
2020年一年間にNEC社が資金面で関与したプロジェクトは二酸化炭素に換算して440万トンを削減した計算になり、これは7,300万本以上の木を植えたことと等しい効果をもたらしました。
本買収完了には、関係当局による承認や諸手続きが必要となります。BofA Securities及びWillkie Farr & Gallagher LLPが各々、Victory Capital社のフィナンシャル・アドバイザー、リーガル・アドバイザーを務めています。一方、UBS及びChoate Hall & Stewart LLPが各々、NEC社のフィナンシャル・アドバイザー、リーガル・アドバイザーに就任しています。
Victory Capital社について
Victory Capital社は、2021年7月31日時点で1,629億ドルの運用資産を抱えるグローバルな資産運用会社です。投資ブティックハウスとしてのクオリティと、高度に統合されたオペレーション及び販売網という業務基盤を兼ね備えた次世代型ビジネス・モデルを構築しています。
Victory Capital社は、機関投資家、金融アドバイザー、退職年金基金、そして個人投資家向けに専門的な投資戦略を取り揃えています。10の運用フランチャイズと運用ソリューション・プラットフォームを通じて様々な投資スタイル及び商品を提供しており、その中にはアクティブ型のミューチュアル・ファンド、セパレート・アカウント、アクティブ型のETF、マルチ・アセット・クラス戦略、カスタム・ソリューション、529 College Savings Plan(米国の大学学資貯蓄制度)が含まれています。
NEC社について
NEC社は、クリーンエネルギー関連の中小型インフラ・プロジェクトや企業へ様々な形態で投資を手掛けるオルタナティブ分野の資産運用会社です。
2004年に創業したNEC社はニューハンプシャー州ハノーバーを拠点としており、クリーンエネルギーとインフラ資産に最初に着目した投資会社の1社です。NEC社は、電力会社をはじめとする信用力のある取引先との長期契約に基づき安定したキャッシュフローを生み出す実物資産にフォーカスし、17年間に亘り高い実績を上げてきました。
NEC社は、これまでに総資産額で30億ドル以上に上る案件に参加しており、投資チームはクリーンエネルギー関連インフラ投資で豊富な経験を有しています。その中には、エネルギー市場、プロジェクト、及び技術の評価や、国内外の発電、燃料、廃水処理、及び分散型発電に関わる施設の開発及びファイナンス、或いは再生エネルギー関連企業の設立及び経営、そしてエネルギー及び関連インフラ市場の枠組みを形作る公共政策の理解が含まれます。
上記は、Victory Capital 社によるプレスリリースを当社が抄訳したものであり、特定の取引や商品あるいは有価証券の勧誘ないし推奨を目的としたものではありません。また、本資料に記載された情報を使用することによりお客様または第三者が被った損害等を補償するものではありません。抄訳と同プレスリリースとの間に内容の乖離がある場合には、同プレスリリースが抄訳に優先します。本資料は目的の如何を問わず、その全部または一部を当社の許可なしに複製・複写・転記する事、および第三者に開示する事を禁じます。