運用サービス
Investment
service

株式:ロング・ショート

ベイビュー・アセット・マネジメント

ボトムアップ&トップダウン・アプローチ

運用責任者

日本株式運用部
谷川 崇人
Takato Tanikawa

(画像)ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社 ロゴ

日本株式運用部のアナリスト、そしてBayview日本株ロングショートの共同ファンド・マネージャーとして5年間活躍してきた谷川崇人が、2017年6月より主責任者として運用。

運用哲学

鳥の目(マクロからの視点)、虫の目(ミクロからの視点)、そして魚の目(トレンドからの視点)を持ち、個別企業のファンダメンタルズ分析だけでなく、株式市場の潮流を見極め斬新な視点で投資を判断し、安定的なリターンを獲得します。

  1. 企業の「価値創造力」を見極める
    企業を取り巻く事業環境、技術開発、及び各種制度の変化に伴い、企業に眠っている資産が価値を生み始め、逆に価値のあった資産が無意味なものとなる。そうした変化の中で企業の対応力を探究し、「価値創造力」を読み取ることがリターン獲得の源泉となる。
  2. マクロ動向に対する大局観が不可欠
    世界経済や国際政治が日本の企業や株式市場に与える影響を予測し、ポートフォリオの株式エクスポージャー及びベータをコントロールすることが、グローバルに結合した投資環境においては必須である。
  3. 投資家行動は株式市場を左右する
    株式需給は、市場に対して様々な思惑を持つ投資家の参加度合いで決定される。投資家行動を分析し、株式市場におけるマネー・フローを理解することで投資機会を捉える。

運用プロセス例

投資対象ユニバースを限定せず、独自に構築したシナリオに基づき、アイデア・ドリブンでアクティブな運用を行います。銘柄選別の視点としては、(1)成長市場において次世代のリーディング企業となるポテンシャル、(2)他社に比べた業界内での比較優位性とその持続期間、(3)業績衰退期におけるターンアラウンドのポテンシャル、といった条件を重視しています。また、対象企業に対しては調査・分析・評価を機動的に行い、ロング及びショートともに運用責任者が確信を持つアイデアに基づき投資を行います。ポートフォリオの流動性は極めて高い水準に維持しつつ、市場環境が逆境の局面は迅速なエクスポージャー・コントロールを優先します。

(図)

運用戦略

ロング・ショート Bayview日本株ロングショート
(戦略開始日:2002年7月15日)

中・長期的な絶対収益を追求。ロング・サイドでは短・中期的リターンを積み上げる「アクティブ戦略」と長期的リターンを狙う「バイ&ホールド戦略」を、ショート・サイドでは市場全体もしくはロング・サイドの組入銘柄に対する「ヘッジ戦略」と個別銘柄の短・中期的な株価下落をリターンの源泉とする「オポチュニスティック戦略」を各々組み合わせたポートフォリオを構築し、市場環境に左右されない安定的な運用を行います。

(イメージ)

2013年7月16日より"Bayview日本株式ロングショート ファンド"の名称で、当該戦略に基づいた運用を行う国内追加型公募投資信託(設定:ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社)が、水戸証券株式会社他より販売されました。また、2003年2月3日より国内私募投資信託も設定されています。
尚、国内追加型公募投資信託は信託期間の満了に伴い、2021年11月26日に満期償還となりました。

(写真)

谷川 崇人 Takato Tanikawa

投資家行動分析を取り入れた日本株式ボトムアップ&トップダウン投資戦略、『Bayview日本株ロングショート』

鳥の目、虫の目、そして魚の目

谷川崇人が金融界に興味を持ったきっかけは、大学在学中にベンチャー・ファイナンスに触れたことでした。「ベンチャー企業が成功するために重要な要素は何か」を研究するにつれて「ベンチャー企業による資金調達の難しさ」を知り、「将来、成長を遂げる若い企業を資金面でサポートしたい」と思い国内証券会社に入社しました。

入社後は、日本株式のリサーチ・セールスとして、運用会社を対象に個別銘柄の投資情報や投資アイデア等を提供してきましたが、当該業務に従事した5年間で、「セルサイドのアナリストによる情報は、過去からの延長線上で語られており、既に株価に織り込まれていることが多い。」と気付きました。その一方、コンタクトを取る多くのファンド・マネージャー達が、いち早く株式市場及び企業の変化を捉え、自らの考えに基づく投資アクションを起こしている姿に遭遇し、バイサイドの運用業務に醍醐味を感じます。この思いの高まりに大きな影響を与えたファンド・マネージャーが、ベイビュー・アセット・マネジメントの佐久間でした。

佐久間は、1999年にモーニングスター社の「ファンド・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど数々の実績と共に脚光を浴び、日本を代表するストック・ピッカーとして国内外の投資家の間で抜群の評価を確立、2002年から、「自らの運用スキルを最大限発揮したい」との思いでベイビュー・アセット・マネジメントに参画していました。佐久間とは、当初はアポイントを取るのも難しい状況でしたが、綿密な調査・分析結果に基づく谷川の話に徐々に耳を傾けてくれるようになります。そして、ある企業について佐久間とディスカッションをした際、市場関係者の多くが見過ごしていた同企業に対する歴史的な考察に感銘し「佐久間と一緒に働きたい」と考え、2012年5月にベイビュー・アセット・マネジメントへ入社することを決めました。入社後は佐久間の下で、アナリストとして有望な個別銘柄発掘力に磨きをかけると共に、リサーチ・セールス時代に極めて重要であると痛感した投資家行動分析を新たに取り入れ銘柄推奨を実践してきたことが実を結び、2016年4月、佐久間が長年運用する「Bayview日本株ロングショート」の共同ファンド・マネージャーに就任し、佐久間の引退に伴い、2017年6月から当該ファンドの主責任者となりました。

今日の株式市場では、レバレッジ型ETFの売買代金が大型株式を上回るなど、マーケットの動きに重大な影響を及ぼす投資家行動は時々刻々と変化しています。谷川は、「株式投資においては、鳥の目(マクロからの視点)、虫の目(ミクロからの視点)、そして魚の目(トレンドからの視点)を持ち、個別企業のファンダメンタルズ分析だけでなく、株式市場の潮流を見極め斬新な視点で投資判断しなければ優れたリターンを得ることは出来ない」との信念を持ち、新たな挑戦を始めます。

【プロフィール】2007年 新光証券(株)(現みずほ証券(株))入社後、エクイティ営業部、機関投資家営業部にて、国内運用会社を中心に機関投資家に対するリサーチ・セールス業務に従事。2012年5月ベイビュー・アセット・マネジメント(株)入社、現在に至る。2007年東京理科大学経営学部卒。