2016年7月当社は、RSIMの筆頭株主がGuardian Investor Services LLC からVictory Capital Management Inc.(以下、「Victory Capital」)へと変更になったことに伴い、Victory Capitalと日本における包括的な運用業務提携(再委託)契約を締結致しました。Victory Capitalは、テキサス州サンアントニオ(提携当時はオハイオ州クリーブランド)に本拠を置き、各々異なる資産クラスや戦略に特化したアクティブ運用を行う11のフランチャイズ等を傘下に収める米国屈指の独立系マルチ・ブティック型運用会社です。2022年バロンズ誌「全米運用会社ランキング∗」評価期間1年で第2位、また2022年フォーチュン誌「全米成長企業100社」に2年連続でランクイン∗∗するなど、その魅力的な商品群は本邦初登場となるものばかりです。
当社は、創業以来築いてきた独自の安定したビジネス・プラットフォームの上に、国内外の株式、債券、そしてマルチ・アセット分野において、自社運用商品に加えVictory Capitalをはじめ米国等の秀逸な運用ブティックによる商品群を取り揃えることで、特徴ある優れた運用サービスを提供出来る「日本初の本格的なマルチ・ブティック型運用会社」を目指します。また、その為に必要不可欠となる様々な”情報資産”を安全かつ適切に保護・管理することは重要な経営課題であると位置付け、2019年8月に情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を国際標準化機構(ISO)審査機関より取得し、グローバル・スタンダードの情報管理体制を確立致しました。系列親会社(販売会社等)の意向に左右されない独立した経営体制の下で、投資家本位の事業展開を行う少数精鋭のブティックハウスとしての経営スタイルを貫いて行きたいと考えております。
当社のルーツは、次世代を牽引する数々の有望なベンチャー企業を輩出してきた米国シリコンバレーにあります。当社は創業以来20年超に亘り、シリコンバレーのブティックハウスと密接な提携関係を維持しながら、いつの時代も高成長なイノベーションへの投資を推奨してきました。当社のゴールは、2,000兆円といわれる日本の個人金融資産に対して、販売会社を介することなく、運用会社として直接アプローチを行うことです。日本の金融界では極めて難しいと言われてきた“運用会社による、個人投資家との直接対話”。それこそが日本の運用業界のイノベーション、大変革へ繋がると確信しています。当社はその夢の実現のために、これからもシリコンバレー・スピリッツで挑戦を続けていきます。
∗ リフィニティブ・リッパーのデータベースに登録されている米国資産運用会社854社のうちバロンズ誌の選考基準をクリアした運用会社ランキング
∗∗ Victory Capital Holdings社